クリーニングのかつら
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step_03 洗剤のはたらきを知ろう!!

  洗剤がどのようにして汚れを落とすのかの基本です。
まずは洗剤(界面活性剤)分子の構造を理解してください。
 
       
  界面活性剤分子 界面活性剤は左図のような構造をしています。  
     
  親水基 の部分は水と結合する部分なので親水基と呼びます。  
       
  親油基 は油と結合する部分ですから親油基と呼びます。  
       
   
お判りいただけますか!?
洗剤の主成分である界面活性剤は、 水と仲良くする部分(親水基)と油と仲良くする部分(親油基)を持っているのです。
このどちらかが欠けても界面活性剤にはなれません。
そして、この親水基と親油基が水洗いやドライクリーニングの中で大切な働きを果たしてくれます。
       
 
つぎに水洗いにおける汚れの除去に作用する界面活性剤の働きを見てみましょう!
       
 

ミセル

水に溶けた界面活性剤は、一定量以上になると親油基の部分を内側にして集まりを作ります。
これをミセルと呼んでいます。

洗浄1
1.水中の繊維に付着した汚れとミセル

洗浄2
2.界面活性剤の親油基が汚れの油脂部分に吸着し、内部浸透して行きます。

洗浄3
3.界面活性剤が浸透して、 汚れが小さく分散されて行きます。

洗浄4
4.分散された汚れが、界面活性剤に囲まれ水中へ引っ張られて行きます。

洗浄5
5.界面活性剤に囲まれ、水中に分散された汚れの粒子と繊維の表面に吸着した界面活性剤。
(これによって再付着や汚れの粒子同士の再結合を防ぎます)
 
クリーニングの基礎知識より(全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
   

洗剤に含まれるその他の成分や同時に使用される薬剤

 

 

アルカリ剤

汚れの表面に作用し汚れに洗剤が吸着し、汚れを細分化しやすくするとともに汚れ(酸性のものが多い)によって、洗浄液が中和され洗浄力が低下するのを防ぐ役割を持っています。
ただし、すすぎで十分に除去されないとプレス時の熱や収納後の時間の経過で残留部分が黄変する場合があるので注意を要します。

 

 

 

 

金属封鎖剤

これは水中の金属分(鉄やその他金属)が衣類に吸着したり、洗剤に吸着してくすみを発生させたり、洗浄効果を低下させるのを防ぐために使用されます。
すすぎが進むにつれてこの成分も洗い流されるので、水質が悪いと白いものがくすむこともあるので要注意!!
水質が悪い場合は軟水機などを使用して水中の不純物を取り除いてやるとくすみも発生しないし、洗剤使用量も減らすことが可能となります。

 

 

 

 

水軟化剤

水に溶けているカルシウムイオンやマグネシウムイオンを捕らえて水を軟化 するために用いられ、ゼオライト(ケイ酸アルミニウムナトリウム、アルミノケイ 酸塩)、クエン酸またはその塩を指します。

 

 

 

 

酵   素

酵素は洗浄補助剤として配合されたものがあり、特定の器質にのみ効果を有する(油脂分解、蛋白質分解、セルロース分解など)蛋白質で、効果を発揮するためには、適切な温度帯と時間、ph(ペーハー)が必要となる。

 

 

 

 

蛍光増白剤

紫外線により青紫色の蛍光を発する染料であり、これ自体は洗浄力を有せずに、あくまでも白さを増すようにみせるものである。

 

 

 

 

そ の 他

硫酸ナトリウム(無水ボウ硝)は中性で、それ自身は洗浄力を持っていませんが、LASなどの界面活性剤のcmc(臨界ミセル濃度)を引き下げるはたらきが あり、結果として洗浄力の増強に寄与します。
硫酸ナトリウムはLASなどの製造段階での副生成物で、増量剤とか工程剤と呼ばれることもありますが、このよ うなミセル増強作用の他、粉末洗剤をサラサラした状態に保つはたらきも持っており、単なる増量剤ではなく、ビルダーとしてのはたらきを持った物質です。

 

 

 

 

漂 白 剤

発生期の酸素によって汚れや色素を分解する酸化漂白剤(酸素系漂白剤と塩素系漂白剤)と還元漂白剤がある。

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