京 都 織 物 卸 商 業 組 合
テキスタイル部 品質管理委員会様 クリーニング見学会(2006/7/28)
                         
 

この日は私どもの研究所も参加させていただいています 『京都織商』テキスタイル部 品質管理委員会の
メンバーさんを中心とした総勢18名の方々が研修にいらっしゃいました。

クリーニングとファッション産業は本来ならば密度の濃い交流があってしかるべきなのですが、
現状ではなかなか満足の行くような状態ではありません。
そんな中、ファッション産業の中でも私どもとは縁遠いテキスタイル(織物、布地)関連の方々との交流を
今回実現することが出来ました。

せっかくお越しいただいたのですから、クリーニングのことをより多く知っていただこうと
当方は研究部及び研究所の総力を挙げてお迎えいたしました。

当日は1時から4時までの限られた時間の中、実際のドライクリーニングと仕上げ、
Yシャツの機械仕上と手仕上げなどの基本的な技術の実習のほか、
繊維の鑑別やシミ抜きにおける様々な問題点等のお話をさせていただきました。


その様子はどうだったのでしょうか?
貴重な(?)写真がありますのでお楽しみに!!

 
食事も終わり、皆さんどんな体験が出来るのか楽しみにされていましたので
早速、会場に入っていただこうと思いましたが、

ちょうどクリーニング学校では、クリーニング師試験へ向けてアイロン実習を行っていますので
そのアイロンその他の設備を見学してもらうことに致しました。

大阪府のクリーニング師試験では、温度調節も手動(忘れると綿シャツでもこげてしまうくらいに温度が上がります) の
アイロンを使用して綿100%の濡れたYシャツを乾かしながらプレスして、畳むまでを7分間で行なわなければなりません。

そのアイロン設備をまずは見ていただくことにいたしました。
実際に数人の方にプレスも行っていただきましたがそれは後のお楽しみ ・・・ ということで
               
         
               
  実際にアイロンを触られた方々は、その重さに少しビックリされていました。
                             
さて、コレからが本番です!

皆さんに着席いただいた後、当組合の理事長挨拶、お世話をする役員の紹介などを手短に済ませ、
クリーニングとファッションとの関係での問題提議の一つとして、繊維の鑑別やシミ抜きで繊維が溶けることを体験していただきました。
                             
   
                               
           
生地の鑑別では、さすがに繊維をいつも扱っていらっしゃる方々ですね、
かなりの精度で正解をいただきました。
またここでは、実際のクリーニングトラブルの解説とクリーニングにおける限界等も実例を交えてお話させていただきました。
   
  この後は、実習場へ移動しての実技体験です。
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