夏物衣料を片付ける前に

 

衣替え

皆さんもそろそろ、秋ものの準備をされていると思います。
夏を越した衣類は、汗や紫外線などの影響でかなり弱ってしまっています。
気をつけることは、汗に含まれる塩分などは水洗いでも落とせますが、
皮脂のような油性の汚れは水と洗剤だけでは落ちきれないことです。
次のシーズンに着ようとおもったら黄色く変色したりシミになっているなどはこのようなことが原因になります。

このような油性の汚れを落とすにはお湯で洗剤の力を強化して洗ったり、汚れが酸化する前にアルカリ性の洗剤で洗うなどが必要になりますが、間違った取扱いは色移りやシミの凝固の原因にもなります。
早め早めにしっかりと汚れを落とすことを心掛けましょう!!

収納前には酸素系漂白剤を使用して汚れを分解するのも良いかもしれません。
難しいような色柄や素材のものはクリーニング店に相談するのが一番でしょうね。

ドクター
   
 

特にドライクリーニングでは、汗などの成分が除去しきれずに残る場合もあり、注意が必要です。

逆に水を用いたクリーニングでは羊毛などは収縮による風合い変化が生じたり、レーヨン・テンセル・絹などは摩擦による白化などが促進されたり、染色方法によっては脱色や色移りなどが生じる危険性もあります。

どちらにも問題点がありますので、お預けになる際には十分に説明を受け、危険性や起こりえる変化についての情報と理解の共有をされることをお勧めします。