新素材が作られています
           

最近は「環境に優しい」がフレーズとなっている新しい素材が増えています。
植物たんぱくを主体にしたものも様々な用途に用いられるようになりましたし
紙から作る糸(抄繊糸)も復活のようです。
どんなものがあるのか探ってみましょう!!

 
           
とうもろこし繊維  

とうもろこしから作るポリ乳酸を加工して繊維やDVDディスクなどを作ります。
プラスティックみたいなものと考えても良いかも。
熱で溶解し、土中で水と炭酸ガスに分解することから環境負荷が少ない新素材としてこれから増えるでしょう。
しかし、熱には敏感ですから
「シワになった衣類をきれいにしようとアイロンを当てたら糸が融けた」なんてことも起こります。 (写真参照)

   
             
                   
大豆たんぱく繊維  

大豆たんぱく繊維は保湿性に優れ、衣服内の湿度を快適に保ち、抗菌効果があると言われています。
セーターや肌着などのニット製品によく使われているようですね。
これらも、再生繊維の仲間です。
再生繊維には、レーヨンやポリノジック・キュプラなどが以前からあり、近年ではテンセルやリオセル(どちらも商標です) といったものも増えています。

   
                   
紙から作る糸(抄繊糸)  

朝日新聞(2005/1/4)に記事がありました。
ルイ・ ヴィトン社が今秋の紳士服新作に、ランバン社も3月発売の女性用シャツに採用するようです。
特徴は、綿糸の半分の重さとチクチクしない肌触りの良さ。
これも微生物による分解という天然繊維の特徴があります。
サッカーのゴールのネットなどにも使用されているとのことなので、耐水性も良いのでしょうね。