ドライマークが洗える洗剤って使ってる?

  あれはおうちで『ドライクリーニング』が出来るのではなくて、『洗い方はドライクリーニングが適してますよ』っていう衣類を『おうちでお洗濯できます』というものなんだよ。
  そう!! おうちで洗うのは『ドライクリーニング』ではないんだよ。

なんで、こんなまぎらわしいことになったんだろうね。

 衣類を製造、販売する方がなんでも『ドライクリーニング』にしておけば楽だったから、おうちで洗えるものも洗えないような表示をつけてたのもあるだろうね。
 もうひとつは、洗剤メーカーさんが新しい商品を売るのに飛びついたからかな?
  『ドライマークが洗える洗剤』の成分を良くみてごらん。
  ほとんどのものは普通の中性洗剤と変わらないよ。

 まれに、「プロのドライクリーニングに使用する溶剤(液)を混ぜているので、これはドライクリーニングです」っていうのもあるようだけど、プロの『ドライクリーニング』っていうのは、水じゃない溶剤(液)で洗うんだよ。
 水をホンの少〜しだけ、洗剤に溶かして使用することはあるけどね。
 水が主体で洗うのはドライクリーニングじゃあないんだよ。

上手に洗うためのワンポイント!!

 何でも、機械にまかせきりや洗剤にまかせっぱなしは駄目だよ〜〜!!
 一工夫(汚れのひどい部分に先にちょっと手を加えるとか、お湯と洗剤で洗うとか ・・・ etc)

 洗剤の力だけでは落ちない汚れも、揉んだり、お湯と洗剤にするだけでよりきれいになるよ。
 じっと、漬けるだけの洗い方ではそんなに汚れは落とせないよ。

 決して、洗剤や漂白剤、洗濯機に頼り過ぎないようにね!!

家庭洗たく(水洗い)とドライクリーニング

ドライクリーニングは「水以外の溶剤」で洗うので汗や食べこぼしなどの汚れが残りやすい性質を持っています。
家庭洗たく(水洗い) は、水と洗剤で洗うことから水溶性汚れ(水に溶ける汚れ)は比較的良く落とします。
しかし、温度を上げて洗うのではないので油汚れや表面が硬化した汚れなどはなかなか落ちません。

どちらも長所がある代わりに短所も持ち合わせていますので、使い分けと予防が必要です。

 ドライクリーニングしか出来ないような衣料品は汗が残留しないように日頃から手入れすること。
 水洗いを繰り返す衣類は、油脂汚れを残らないように気をつけること。

  どちらの汚れも時間の経過で酸化して落ちにくくなりますからね